症候性肥満のダイエット、本当の原因を知ることが大切

太ってきたからダイエットをしようと言うのは、何時の世も考える方は多いでしょう。
ところが、本当の肥満と一口に言っても、タイプがそれぞれです。
水太り、筋肉太りという区別の仕方もありますが、単純性肥満と症候性肥満という分け方もできます。
このうち、単純性肥満については、一般的な太り方を言い、摂取するエネルギーと消費するエネルギーのアンバランスさが太る現象を引き起こします。
ところが、症候性肥満に関しては、病気などが原因とされ、生活習慣や身体の機能が異常によって引き起こされるものです。
例えば、ホルモンの分泌異常、脳疾患などが原因の摂食異常(異様な食欲)、そして、薬の副作用もこの種の肥満になります。
要するに、この形で太るのは代謝異常や内分泌疾患の一部が原因であり、普通のダイエットでは解決ができないことも多いとされています。
具体的な例として、視床下部性肥満として、プラダー・ウィリー症候群、フレーリッヒ症候群、ローレンス・ムーン・ビードル症候群などです。
副腎皮質ステロイドの過剰摂取によるクッシング症候群は顔・頚部・体幹部に脂肪がたまります。
甲状腺機能低下症では甲状腺の働きが悪くなり、脂肪分解ができなくなって肥満になります。
染色体の異常ということであれば、遺伝性症候群などもあり、低身長、運動機能の遅れなとも同時に指摘されることになります。
副腎皮質ホルモン、ピルなども薬剤性肥満とされています。

こうした方のダイエットは、本当の肥満の理由をわかっていないと、病気や飲んでいる薬の影響を勘案しなければならないと、病気そのものが悪化してしまうことも懸念されます。
本当の肥満の原因を把握し、正しいダイエットを必要とする症候性肥満に関しては、必ず医師の指導を仰ぐことが必要とされています。